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前立腺ガンに対する新しい治療法HIFU ハイフ
HIFU治療Q&A

当院でHIFU治療を受けられた方と奥様にご協力いただき、インタビューに応じていただきました。
Aさま Aさま:当院でHIFU治療を受けられた患者さま
Q インタビュアー:地域医療連携支援室 HIFU担当者
前立腺癌(PC)と判って
Q 思い返して前立腺癌(以下PCと呼ぶ)の自覚症状はありましたか?
A PCに関わる自覚症状は特にありませんでした。
ただし、前立腺肥大症に少し関係するかもしれませんが、座った時に股の間に圧迫感を感じたことがありました。
Q PCと判って、まずどうしようと思われましたか?
A 生検をやる段階で、ひょっとしたらPCの可能性があると認識していました。
PCと判って、何らかの治療をやらねばと考え、もし、転移が無ければ手術を受ける覚悟は何の抵抗も無くできていました。
MRIなどの結果を聞くまでの間に、本やインターネットでPCのことをいろいろと調べ、かなりの知識をつけていたからかもしれません。
HIFUを選んだ理由
Q 数ある治療法と比較して、なぜHIFU治療を選ばれたのですか?
A PCに関する本を読み漁り、インターネットによるPC関係のサイトをいろいろと調べ、初期段階のPCの治療方法が外科(全摘)手術以外の方法として、小線源療法、HIFUがあることを知りました。
この二つの療法は全摘手術よりも短期間(4日ぐらい)の入院で済むこと、日常生活に戻れる期間が全摘手術よりずっと短くなると期待できる。
小線源療法の体内に放射線カプセルを一生埋め込むということに抵抗を感じました。
HIFUはがん細胞を超音波の熱で瞬時に死滅させてしまう方法で、治療効果も高い(他の治療法と同等レベル以上が期待できる)と判断しました。
Q HIFU治療に際し、遠方ながらも当院を選ばれた理由をお聞かせ下さい。
A HIFU治療を行っている病院は限定されていますが、大学病院よりも一般の病院で決まった医師の下で治療を受けたいと思いました。
セカンドオピニオンについて、メールで問い合わせたところ、直ぐに谷口医師より懇切丁寧な回答をいただきました。
オリコンの良い病院に載っていましたし、駅から近いので安心でき、通院も苦になりません。
Q 最終的にHIFU治療に決断された要因はなんですか?
A 初診の時に、持参した紹介状、検査フィルム、明理会中央総合病院で当日行った検査結果を基にHIFU治療が適用出来、しかも1ヶ月以内に手術出来ることが判明しました。
1日も早く治療し、安心した生活を送りたいと考えていたので、HIFU治療を受けることにしました。
HIFU治療において不安だったこと
Q 術前の不安についてお聞かせ下さい。
A HIFUは外科手術のような多量出血といった命に関わることは無い方法なので、特に不安はありませんでした。
Q 術後、術前の不安と比較してどんなことを感じられましたか?
A 手術中は全身麻酔(一般的には腰椎麻酔)をかけられているので、全く記憶になく、術後目を覚まして、心電図の配線や点滴のチューブなどがつけられているのに気付き、これはえらいことになったと一瞬思いました。しかし、特に痛いところも無いので、術後だから仕方ないと思い直しました。
HIFU治療を受けられて
Q 術後の状況や不便だったことなど率直なご感想をお願いします。
A 術後3日目に退院しました。退院した日の夜になって陰嚢が大きく腫れてしまい、翌日、また受診し、術後の合併症であることが判りました。2週間ぐらいで腫れがひくとの診断で、熱もなく痛みもない症状でしたが炎症を抑える薬を処方されました。
尿道にはカテーテルが入っており、排尿の頻度が1時間ごとのこともあり、排尿の時はズボンを下げなくては出来ないので、外出は殆んどしませんでした。
陰嚢が腫れている間は、上向きの姿勢が一番安定しているため、寝返りが自由に出来ず、苦痛でした。
バルーンを抜いた直後は、排尿力が極端に低下しているので、排尿に勢いが無く、失禁を一度だけ経験しました。失禁パッドを安心のため着けたこともあります。
真夏でしたので、失禁パッドは蒸れるので向かないものです。
Q 入院日数は適切だったと思われますか?
退院日の体調はいかがでしたか?
A 退院の時、陰嚢が少し腫れていたのですが、痛みが無かったので、気にせずに退院してしまいました。この時に、症状を見てもらうべきだったと反省しています。
入院日数は4日でしたが、この程度が適切だと思います。
Q HIFU治療全体(初期対応、受付、初診など)を通しての当院の印象は?
A 看護師をはじめ、受付の方も皆親切に接してもらい、気持ちよく治療を受けることが出来ました。
Q HIFU治療を同患の方にお勧めになれますか?
A 全摘手術を嫌う人には積極的に勧めたいと思います。どの治療を選ぶかに迷っている人にも勧めたいと思います。
Q 手術から三ヶ月が経過されましたが、その後の体調など現況を詳しくお教え下さい。
A PSAは0.49に低下(術前は5.1)し、HIFUの手術の期待値0.5と同じレベルになりました。排尿は術前よりも勢いがよくなり、体調はよい状態です。
ご家族の意見
Q 最後に奥様にご質問致します。
ご主人のHIFU治療に同意された理由はなんですか?
A PSAが5.1のグレーゾーンでも、グリーソンスコア7と予想以上であった為、全摘の方が安全ではと不安がありました。しかし、全摘でも2割が1年以内に再発との新聞報道があり、身体的負担が少なく、入院日数も短く、本人の希望も強く承諾しました。
再発の場合、再度HIFUを受けることも、全摘手術も可能と分かり、まずHIFUと考えが変わりました。
Q 今回のHIFU治療どうご覧になられましたか?
A 術後入院中は何事もなく過ぎましたが、退院直後から予想外の副作用が出てあわてましたが、全体を通して安全な治療法と思います。まだ症例が少なく、再発率など未知数で気がかりですが、定期的受診で見守っていきたいと思います。
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